1. HOME
  2. 医師・歯科医師の方トップ
  3. 保険医協会活動ニュース
  4. 2009年
  5. オンライン撤回で国会集会 「ITより治療が本分」 本末転倒の施策に怨嗟の声

オンライン撤回で国会集会 「ITより治療が本分」 本末転倒の施策に怨嗟の声

20090304-1.JPG 神奈川県保険医協会・全国保険医団体連合会(保団連)は2009年3月4日、衆議院第一議員会館内で「レセプトオンライン請求義務化撤回訴訟3・4国会内報告集会」を開催、全国から医師、歯科医師など関係者134名が参加。国会議員40名(うち代理26名)が激励に駆けつけ、朝日新聞など報道9社が取材に訪れた。とりわけ自民党から議員本人2名が出席し挨拶を述べ、山崎拓議員など6名の代理出席があり、状況の変化を見せた。

 

 集会は、国会議員の挨拶から始まった。「請求は選択肢があるべき」(大久保潔重氏・参・民)、「省令の義務化は問題」(笠井亮氏・衆・共)、「性急なオンラインは疑問」(行田邦子氏・参・民)、「神奈川協会の新年会で勉強した」(谷博之氏・参・民)、「財産権の侵害、公共の福祉に反する。第三弾の質問主意書を3月に出す」(辻泰弘氏・参・民)、「社会保障カードは規定路線ではない。オンラインはプライバシー侵害の危険性が高い。国民的議論が不在」(中村哲治氏・参・民)、「近隣の医師が大変。現場が動くようにしたい」(佐藤信秋氏・参・自)、「義務化で農村、過疎地の廃業意向が強い」(井上哲士氏・参・共)、と政治的解決への決意が示された。

 

 原告団幹事長の入澤協会理事は、07年4月から神奈川協会として訴訟準備をはじめたと、今日に至る経過を説明。原告961人の一次訴訟に次いで3月内の二次訴訟で原告団を約2千名とし、世論化に弾みをつけたいと参加者に訴えた。

 

神奈川県保険医新聞より抜粋

(2009年3月15日・第1753号)