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医療安全対策講習会 「治療前に全身状態の把握を」

20090226.JPG 神奈川県保険医協会・歯科部会は2009年2月26日、横浜市教育会館において医療安全対策をテーマに特別研究会を開催。講師は鶴見大学歯学部歯科麻酔学講座教授の深山治久氏が務め、歯科会員及び歯科医院スタッフ216名が参加した。

 

 深山氏は、①偶発症に対する緊急時の対応、②医療事故、③感染症対策(スタンダードプレコーション)―の3点について複数の症例を用いて解説。特に、患者が偶発症を起こした際に行うべき救急蘇生法の注意点を説明。「自身の能力の限界を知り、合併症・偶発症を起こす危険のある患者は、無理に治療するべきではない」との見解を示した。その上で、治療を控えるべき症例として「口唇色、顔色が暗紫色になる」「不整脈が1分間に10回以上ある」等を挙げた。

 

神奈川県保険医新聞より抜粋

(2009年3月25日・第1754号)