外来管理加算「5分ルール」の影響額が、中医協の改定検証部会の結果、当初の予定額▲240億円から▲804億円と、564億円もの大幅乖離が明白になった。
神奈川県保険医協会はこれを踏まえ、厚労大臣宛ての「5分ルール撤回」会員ファクス署名を5月末に実施。僅か5日間で300名を超え、意見欄も4割が記載と、怒りが殺到している。
「5分ルール」に関する中医協調査では「時間の目安」を「必要ではない」とした患者が55・8%と6割弱に上り、「懇切丁寧な説明」についても「通院ごとに全項目」を希望する患者は12・4%にとどまることが判明している。
「5分ルール」への不満は医療現場では依然と強く、風化などしていない。
神奈川県保険医新聞より抜粋
(2009年6月15日・第1761号)