2009年10月5日、協会は会員に対し、「レセプトオンライン請求義務化の撤回を求める要請書」の会員署名を実施。連休を挟んだ短期間にもかかわらず297筆が寄せられ、10月14日、厚労省大臣官房を通じ長妻昭厚労大臣に提出した。
会員署名には「患者を置き去りにした議論だ」「廃業に追いやられる仲間を一人でも救いたい」「個人情報漏洩に100%責任を持つことなど診療をしながらでは自信がありません。そのエネルギーや費用を良い診療にあてさせて下さい」など真摯な声が寄せられている。
これに先立ち、オンライン訴訟原告団は長妻大臣に対し懇談を要請。義務化期限が近づく中、精力的に政治決着への働きかけを強めた。しかし、既報の通り、10月8日に省令改正の情報が流れ、長妻大臣は翌日の記者会見で、省令改正を行いパブリックコメントに付すことを明言した。
神奈川県保険医新聞より抜粋
(2009年10月25日・第1773号)