2010年2月22日、オンライン義務化撤回訴訟の第4回口頭弁論が開催され、小賀坂弁護団事務局長が勝利の弁論を行った。小賀坂弁護団事務局長は、2009年11月25日に省令改正が行われ、オンライン請求の義務化が撤回されたとし、訴訟を取り下げることを告げた。
併せてこれまでの医療行政を含めて立法事項を、省令や通知で行われている医療行政を批判し、医療現場や国民目線に立った医療行政を行うことを強く要望して弁論を終えた。取り下げについては被告も了解し、裁判は終結した。
報告集会では保団連住江会長が「歴史的勝利」と絶賛。西大阪訴訟弁護団事務局長は、「大阪訴訟は2月12日に取下書を裁判所に提出し、同16日に国からの同意書が出されて終結した」と報告。さらに横浜訴訟で憲法を全面に出した訴状など、充分に準備があったからこそ大阪でも訴訟が出来たと謝辞が述べられた。 最後に入澤原告団幹事長が、原告、弁護団、各協会、医会、マスコミ等に感謝の意を表すとともに裁判の勝利を確認する拍手で集会を終了した。
神奈川県保険医新聞より抜粋
(2010年3月5日・第1785号)