２０１０年２月１７日、神奈川県保険医協会・歯科部会地域医療委員会は、横浜市南区でナガタ歯科を開業している吉田直人氏を講師に招き、第３回介護保険・歯科訪問診療セミナーを開催。今回は「臨床現場のテクニック」をテーマに４４名が参加した。

  氏は、サブタイトルを「訪問歯科診療に必要なモノとは」とし、在宅訪問歯科診療の社会背景、訪問歯科診療で悩む事とその対応策、医療連携、地域連携などについて解説。まず始めに、行政の「医療計画・医療費適正化計画」に、在宅医療・地域ケアの推進が掲げられている点を説明。その上で、在宅ケアの環境を充実させるには、医師・歯科医師・訪問看護師・ケアマネジャーなどが、それぞれの職域を主張するのではなく、互いに協力し合わなければならない―と主張した。

神奈川県保険医新聞より抜粋

（２０１０年３月２５日・第１７８７号）