神奈川県保険医協会・政策部は2010年5月8日、中医協委員で国立がんセンター理事長の嘉山孝正氏(脳外科医)を講師に、「今次診療報酬改定と日本医療の課題」をテーマに医療問題研究会を開催。マスコミや国会議員など総勢95名が参加し、会議室が埋まる盛況であった。
講演では、政権交代後の中医協や前政権・舛添厚労大臣下の「安心ビジョン会議」の事例を豊富に紹介しながら、エビデンスに基づいた議論、医師の技術料・医療の質を適正に評価する考え方へ、転換を推し進めていく必要性を強調。また日本の医療水準の世界的な高さを各種データで図示し、その質の担保に必要な医学教育・研究の在り方を示した。
神奈川県保険医新聞より抜粋
(2010年6月15日・第1794号)