2010年5月22日、歯科部会は「2009年度歯科全体会」を協会会議室で開催した。第1部の全体会では、(1)2009年度活動報告案、(2)2010年度活動方針案―の2議案が提案され、全て了承された。
第2部では、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野教授の和泉雄一氏を講師に、「インプラント治療は人間力」をテーマに記念講演が行われた。この中で、インプラント埋入後にきちんとメインテナンスを行っていても問題が起こることがあると指摘。最も多いケースとして、「インプラント周囲炎」を挙げ、インプラント周囲粘膜のプラーク細菌に対する抵抗は歯肉より弱いと考えられている―と説明。そのことを踏まえ、インプラント治療前には歯周疾患治療をきちんと実施しておくことが前提であると強調した。
神奈川県保険医新聞より抜粋
(2010年6月25日・第1795号)