神奈川県保険医協会は2010年7月28日、ホテル横浜ガーデンで民主党神奈川県総支部連合会と懇談を行った。これは2011年度国家予算への要望について、県連より懇談依頼があり実現したもの。与党と国政問題で懇談を行うのは初となる。
県連からは党副幹事長の樋高剛(衆)、横粂勝仁(衆)、牧山ひろえ(参)、川崎市議の織田勝久各議員と水戸将史・中林美恵子・牧山各議員の秘書3名が参加。協会からは池川理事長、宮澤副理事長、洞澤歯科部会幹事が参加した。当日は協会から予算要望として以下の7点を挙げ、特に1、4、6を重点的に説明した。
11年度 国に対する予算要望
1. 出産育児一時金の直接支払制度を廃止し、健保法に則った従前の現金給付とすること
2. 入院患者の他科受診制限を撤回し、従前の取扱いとすること
3. 保険外併用療養費の無原則的な適用拡大はしないこと
4. 歯科診療報酬の改善
5. ヒブワクチン、HPVワクチン、小児肺炎球菌ワクチンの定期接種化をすること
6. 診療報酬の事業税非課税と租税特別措置法26条、67条を存続すること
7. 診療報酬の消費税「損税」解消のため現行の非課税からゼロ税率の適用へ改めること
神奈川県保険医新聞より抜粋
(2010年9月5日・第1801号)