神奈川県保険医協会・医療運動部会は2010年9月21日、戸塚民商事務所で「ゼロの会」の学習会を開催。藤田理事が講師を務め、10名が参加した。
藤田理事は、▼健保法は医療を「現物給付」とし、窓口負担なしが原則、▼小児科医でも窓口負担ゼロに否定的意見がある、▼重い窓口負担で受診抑制が働いている-等の実態を紹介。医療を平等に提供するには、窓口負担の解消が必要と説いた。また、財源の解決策については、国庫負担と事業主保険料の引き上げを強調。「大企業がもっと負担すべき」とした。参加者からは「経済的理由の受診抑制が米国より多いのは本当か」等、中身の濃い質問が相次いだ。
神奈川県保険医新聞より抜粋
(2010年10月25日・第1806号)