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福島県飯舘村で放射線量を測定 「原発事故は人災」 保団連公害視察会

20111015.JPG 2011年10月15日から16日、保団連公害視察会が福島で開催され、神奈川県保険医協会からも役員、事務局が参加した。15日は原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員の伊藤達也氏による記念講演、福島県飯舘村村長の菅野典雄氏による特別講演が行われた。伊藤氏は全国連絡センター発足以来、東電に対して、一貫して地震対策の抜本的な見直しを求めてきたことを強調。また、菅野村長は福島第一原発の事故後の飯舘村の状況、今後の復興の展望に関して、説明した。

 

 16日は菅野村長の案内のもと、飯舘村を視察。飯舘村役場、併設されている村営書店、特別養護老人ホームを回った。菅野村長は村民の生活状況、国に対する要望等に関して詳しく説明。村民を心から想い、復興に向け奮闘する姿に参加者は心を打たれた。また、村役場前には放射線量の測定器が置かれ、毎時2.5マイクロシーベルト前後の数値を記録。視察会参加者が持参した測定器では、最大で毎時8マイクロシーベルトを記録するなど、高い数値を示した。参加者は放射能問題に直に触れ、公害に関する問題意識を強めた。

 

 

 

神奈川県保険医新聞より抜粋

(2011年11月5日号・第1840号)