神奈川県保険医協会・政策部は２０１２年３月９日、ちょこっと学習会を開催。「『一体改革』とは、いったい何なの？～資料から読み解く、ウソ？とホンネの話～」をテーマに、保険医協会の高橋事務局次長が講師を務めた。当日は２５名が参加。共同新聞の記者や埼玉協会の青山副会長も参加した。

講演では政府の各種資料を紐解き、一体改革の狙いが、歳入を増やすための仕掛けであること、消費税の増税と社会保障目的化は財政再建・健全化の迂回路であること、共通番号制は給付管理のツールであること等を指摘。また、一体改革は経済界のビジネスチャンスを作ることにあり、地域包括ケアの枠組みにより新たな介護サービス等のニーズが拡大、多様な民間サービスの創出を図る狙いがあるとした。

神奈川県保険医新聞より抜粋