神奈川県保険医協会・医療運動部会は2012年4月18日、田村智子議員の仲介で、再診料の解釈を巡り厚労省と懇談。保険医協会から野本部会長と事務局、厚労省より医療課主査が出席、田村議員と秘書も同席した。
懇談は、再診料の「診察」分を実質減算した今次改定新設の外来リハビリ診療料の矛盾と、再診料の誤解を正すために設定。野本部会長より、再診料の誤解の最たるものは毎回の診察の絶対化と指摘。診断後の診療計画において毎回の診察は医療実態と乖離している、再診料は医療機関の安全管理や看護師等の評価を含むもので、診察評価でないと指摘。
これに厚労省は、再診料の毎回診察は通知等の明示はないが、解釈権限は厚労省にあると強弁。診療の都度、診察を欠いても医師法違反でないとしたが、再診料の算定は診察が絶対と譲らず、今後の通知等での明示はないとした。
(神奈川県保険医新聞2012年5月5・15日号より抜粋)