「消費税大増税ストップ4・12国民集会」が、2012年4月12日、日比谷野外音楽堂で開催。汗ばむ気候の中、全国から5千人超が集まり、神奈川県保険医協会からも理事役員らが参加した。
集会では主に、それぞれの立場から消費増税反対の訴えが行われ、呼びかけ人でもジャーナリスト・斉藤貴男氏は、「消費税は所得の低く弱い人ほど負担する、不公平な税制」と批判。被災者にも負担を強いる税制は、即刻廃止すべきとした。年金生活者からは「1300万人が月額10万円以下で細々と暮らす。消費増税は高齢者の生活を確実に破壊する」と訴えた。原発事故で強制避難している男性は、田畑は荒れ果ててもう食物は作れない。TPP参加と消費増税となれば、被災地はじめ日本の農業はつぶれる。「これからどう生活すればよいのか」と、将来への悲観、生活不安を滲ませた。
集会後は財務省、国会の前で「消費税大増税NO!」の大合唱し、国会請願を実施。安住財務大臣とも懇談し、消費増税反対を強く訴えた。
(神奈川県保険医新聞2012年5月5・15日号より抜粋)