2012年11月29日、神奈川県保険医協会・保険診療対策部は海老名市文化会館にて医療安全管理講習会を開催、140名が参加した。当日は、医療安全管理(①医療安全管理、②院内感染対策、③医薬品安全管理、④医療機器安全管理の4項目)の「体制確保」「指針策定」については無床診療所でも義務化されている点について説明がなされた。また、インシデント事例の紹介を交えて解説がなされたほか、保健所による立入検査についてふれられた。
11月22日には歯科部会が「医療安全対策」をテーマに特別研究会を開催。講師は東京医科歯科大学大学院麻酔・生体管理学分野教授の深山治久氏が務め、歯科会員及びスタッフ98名が参加した。深山氏は、①偶発症に対する緊急時の対応、②医療事故、③感染症対策―の3点について症例に基づいて詳細な解説を行った。この講習会は歯科外来環境体制加算の施設基準を満たすものとして厚生局からも了承を取り、毎回好評を博している。
(神奈川県保険医新聞2012年12月15日号・25日号より抜粋)