神奈川県保険医協会・川崎支部は2013年1月12日、中原市民館で「在宅医療の現場と耳鼻科医の嚥下障害の診察」をテーマに第5回医科歯科連携研究会を開催。講師は信愛ホームケアクリニック院長の田村義民氏ともぎたて耳鼻咽喉科院長の茂木立学氏が務め、コメディカル・介護職を中心に20名が参加した。
田村氏は「在宅医療の実際-入院か在宅か-」をテーマに話題提供。終末期の患者が最期を迎えるにあたって在宅医療か入院かを選択する際、家族の意見が非常に大切であること等これまでの多くの事例を紹介しながら解説した。茂木立氏は「慢性期の摂食・嚥下と栄養 在宅での実践~耳鼻咽喉科医の立場から~」をテーマに耳鼻科医が行う嚥下治療の方法と耳鼻科医が嚥下治療を行うことの重要性、また誤嚥の可能性を低くする方法等について普段患者に接する介護職の方にもわかりやすいように解説した。
(神奈川県保険医新聞2013年2月5日号より抜粋)