神奈川県保険医協会・保険診療対策部は2013年12月12日、病院問題学習会を開催(13医療機関24名が参加)。テーマは「適時調査対策のイロハ」とし事務局が講師を務めた。
適時調査とは、地方厚生局が医療機関(主に病院)に赴き施設基準を満たしているかを確認するもの。自主返還の金額は1件あたり平均1200万円と、個別指導と比べ医院経営への影響は大きい。
講義では協会が開示請求を行った資料をもとに、指摘の多い事項を解説したほか、病院から看護師・理学療法士・薬剤師の3名が適時調査の実体験を話題提供。調査員から入院基本料の算定要件を突然聞かれるなど、当日の緊張が伝わるエピソード等が披露され、参加者は熱心に聞き入った。
(神奈川県保険医新聞2014年1月25日号より抜粋)