保険医協会の共済制度は、開業保険医の公的保障に対する不安を取り除き、安心して診療に従事できるようにという強い願いのもと、開業保険医である協会会員が自らの手で発足させました。その第一歩として、安心できる老後保障をという要望から1968年「保険医年金制度」が創設。全国で加入者約6万人、責任準備金1兆1千億円を誇る、日本最大規模の私的年金として発展し、多くの先生方にご活用いただいています。また、万一休業せざるを得ないとき、一番の不安が明日からの生活。それを支えてくれるのが、まさに休業時を補償する「団体所得補償保険」です。地域の第一線医療を担う開業保険医として万一の事故や傷病で入院加療する場合でも、自院を休診することなく「代診」費用として充てることもでき、給付を受けられた先生方からは、大変喜ばれております。その他にも、割安な保険料で死亡時に遺族を保障する「グループ保険」、従業員の退職金準備を主目的とした「従業員退職年金」、万一の医療事故等に対応する「医師賠償責任保険」など、どれも開業保険医の生活と権利を守る上で、欠かすことのできない制度が保険医協会には揃っています。これらは、すべてが会員の切実な声を最大限に生かして作られてきた制度であるため、この点が利益を最大目的として掲げている民間の保険商品との大きな相違点です。