保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

メインテーマ

「妥当な循環器治療をめざして」

―これでいいのか？この治療―

概要

　最近、週刊誌やSNSなどから得た医療情報に関して、患者さんから様々な疑問・質問をあびせられることが増えてきました。今回のセミナーでは、高血圧、脂質異常、心不全に関して患者さんの疑問に応える視点で議論します。

講演要旨

◆開会＆講演①

テーマ：「どうする血圧？されど血圧」

演　者： やまもとクリニック　院長　　山本　晴章氏

概　要：高血圧においても特に病歴の聴取は重要であり、病因・病態の知識がないと適切な問診が出来ません。また身体診察も合併しやすい疾患も見逃すことはできません。血圧の適正な値は、もはや日本人の多くのエビデンスに基づいており、臓器障害を見据えた正しい治療をすべきです。

◆講演②

テーマ：「高齢者の脂質低下療法とスタチンの代替薬」

演　者：章平クリニック　院長　　湯浅　章平氏

概　要：高齢者の脂質を下げるべきかどうか、特に一次予防に関しては迷うことがあります。今回、高齢者の脂質低下療法の是非を皆様と考えていこうと思います。また、スタチン不耐症とスタチンの代替薬について、最近の話題をお話しします。

◆講演③

テーマ：「心不全治療薬のﾘｱﾙﾜ-ﾙﾄﾞと大規模比較試験の心不全を読み解く」

演　者：博愛医院　院長　　陳　勁一氏

概　要：心不全が国民病と言われ、心不全療養士の育成が進む中、心不全治療薬として4Fの時代において、どのように心不全治療していくか何が大切なのか、多職種連携模索する中、講演を通じて臨床に活かしていただければと思います。

◆総合討論

テーマ：「これでいいのか？この治療」

概　要：ここ30年で臨床医学は大きな変化を遂げてきています。古典的な臨床診断学・治療学は根拠に基づく医療(EBM)により作成された幾多の『診療ガイドライン』に飲み込まれ、最近では『ビッグデータに基づくAI診療』に移行しつつあります。また診察室内では｢触れる診察｣から｢触れない診察｣(データ重視の診察)となる傾向があり、聴診器は無用の長物となっていますが、これでいいのか！と議論する予定です。

・コーディネーター：協同ふじさきクリニック　桑島 政臣 氏

・話題提供（「心臓聴診」）＆パネリスト：富士健診センター／京都第二南診療所　　森　壽生氏

パネリスト：

・やまもとクリニック　院長　　山本　晴章氏

・章平クリニック 院長　　湯浅　章平氏

・博愛医院　院長　　陳　勁一氏

・やまもとクリニック　院長　　山本　典子氏

日時

2023年12月2日（土）15:00-17:10

会場

保険医協会・会議室　アクセスマップ

* 当日はWEBライブ配信も併せて行います

［Google Map］

参加対象

会員、未入会の医師・歯科医師（医療機関のスタッフ、ご家族も可）

参加費

無料

定員

会場参加は120名

お申込み／お問合せ

事前に研究部までお電話にてお申込みください

TEL : 045-313-2111

* WEBライブ配信でご視聴される方は、必ず事前に下記URLよりお申込み（登録）してください

https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_YQLVDFDcT86w0eVnNOD_3A

備考

• 著作権の都合上、研究会の動画撮影・録音・画面キャプチャ等はすべてご遠慮いただきますよう、お願い致します。

• 資料は、開催が近づきましたらメールにてダウンロード先をお知らせ致します。

• 日医生涯教育講座CC「74（高血圧症）」、「75（脂質異常症）」、「24（浮腫）」、「7（医療の質と安全）」各0.5単位ずつ計2単位申請予定

主催

神奈川県保険医協会・研究部

* 神奈川県保険医協会が主催する全ての研究会等には、（株）神保協が後援しております。