根拠に基づく医療(Evidence-based medicine:EBM)と言われ久しい中、全国的に医師主導の自主研究が広がりつつある。開業医にも臨床研究に取り組む医師が出てきているが、敷居は依然高く、なかなか手を付けることができない医師、歯科医師も多いだろう。
臨床研究の実施は、患者に対して医学の専門家としてのアピールが可能となる他、研究実施に伴うカルテ整備の必要性から指導監査にも有効であるとして、神奈川協会では会員の臨床研究実施を推進・サポートしている。その一つとして2年に一度臨床研究の実施に対する補助金を交付している。今回はこれまで申請され、実施された研究をご紹介するとともに、開業医が今後いかに臨床研究を進めるべきかについてディスカッションにて深めたい。ぜひ気軽にご参加いただきたい。
「スタチンと帯状疱疹─スタチンは帯状疱疹の誘因になり得るか」
演者 茅ヶ崎皮膚科医院・院長 新関寛二氏
座長 相鉄ビル内科医院・院長 森壽生氏
「パーキンソン病の認知機能障害と血中ホモシステインとの関連」
演者 横浜神経内科・内科クリニック・院長 山田人志氏
座長 鵜養医院・院長 鵜養宏氏
「アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)の朝服薬および夕服薬による早朝血圧、心・腎保護効果への影響の比較」
演者 章平クリニック・院長 湯浅章平氏
座長 くらた内科クリニック・院長 倉田文秋氏
「神奈川県内医療機関における喫煙と喫煙関連疾患に関するアンケート調査結果─「受動喫煙」と「IPAG-COPD 問診票とハイチェッカーを用いてのCOPD 診断」について」
演者 くらた内科クリニック・院長 倉田文秋氏
座長 医)日横クリニック・院長 鈴木悦朗氏
「2006 年保団連医療研医科共同研究のその後と開業医が行う臨床研究の展望」
演者 あらいクリニック・院長 新井桂子氏
座長 H.E.C.サイエンスクリニック・副院長 調進一郎氏
ディスカッション 「これからの開業医と臨床研究との関係」
パネラー
茅ヶ崎皮膚科医院・院長 新関寛二氏
横浜神経内科・内科クリニック・院長 山田人志氏
医)日横クリニック・院長 鈴木悦朗氏
あらいクリニック・院長 新井桂子氏
コメンテーター
すずき糖尿病内科クリニック・院長 鈴木大輔氏(前・東海大学医学部・准教授)
座長
やまもとクリニック・院長 山本晴章氏
章平クリニック・院長 湯浅章平氏
(会場:5階「柏」)