保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　税対経営部は12月15日、1日でわかる税務労務セミナーを開催。税務については税理士の高橋和宏氏が、労務については社会保険労務士の菅原由紀氏がそれぞれ務め、48名が参加した。税務では、冒頭、高橋氏が12月12日にまとまったばかりの与党税制改正大綱の特徴を解説。続けて医業所得の計算にあたって必要な帳簿の整理や作成方法、利用者の多い租税特別措置法26条の概算経費率の活用等に触れ、税務上間違えやすいポイントと注意点を平易に説いた。

　労務では、菅原氏が作成した雇用契約書の見本を用いて、労務管理において重要なポイントを契約期間や休日、賃金など契約書に記載された各項目に絡めて解説。近年、職員も労務に関する正確な知識を身につけていることから、労働基準法をはじめ労働法制の誤った解釈がもとでトラブルにならないよう注意喚起した。

（神奈川県保険医新聞2020年1月25日号より抜粋）