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川崎こども連絡会 かかりつけ医にまず相談 母親向け学習会「メディカフェ」開催
川崎市こどもの医療費無料化を求める連絡会(以下「こども連絡会」、代表:菊地弘毅協会川崎支部長)は2009年10月30日、中原市民館にて母親向け学習会『メディカフェ』を開催。15名が参加した。
昨年に引き続き2回目の開催となる今回は「こどもの病気とケガ〜応急手当・受診のタイミング・病院選びから医師とのコミュニケーションの取り方まで〜」をテーマとし、竹本桂一川崎支部幹事が講師を務めた。
メディカフェは、小児医療費助成制度(以下:マル乳)拡充運動の市民への広がりを目的に昨年から開催しているもの。今回は新たに患者教育の視点も取り入れ、こどもを受診させるタイミングや小児科医とのコミュニケーションの取り方について解説した。
竹本氏は冒頭、近年患者側には専門医志向が高まってきていることに言及。その上で、「18歳までのこどもは発達途上であり、まずは専門医への適切な紹介が可能である小児科医に受診することが重要」と訴えた。
自らの診療スタイルとして、「こどもが診察室に入る瞬間から診察は始まっている」と考え、着席するまでのこどもの多動性や歩行の異常に至るまで注意深く観察していること等を紹介。服薬歴の把握や全身管理の役割を担うことから、いきなり専門医にかかるのではなく、まずはかかりつけ小児科医に受診することの重要性を説いた。
さらに診察室で萎縮しがちな保護者も多いと指摘し、「こどもの症状や体調について気になる点があれば気軽に小児科医に相談して」と信頼関係構築への一歩を踏み出すよう促した。
参加者からは、「病院選びの話が参考になった」「今日来ることができなかった友達にも伝えたい」など好評を博した。その他、「不満に思っていたヒブワクチンの公費助成やマル乳について活動されていることを知り、とても心強く思った」との声も寄せられた。またマル乳の署名については後日、「ママ仲間に広めたい」と署名用紙の追加注文も入るなど、運動の広がりの成果も一定あった。
(神奈川県保険医新聞2009年11月15日号より抜粋)
川崎市こどもの医療費無料化を求める連絡会(以下「こども連絡会」、代表:菊地弘毅協会川崎支部長)は2009年10月30日、中原市民館にて母親向け学習会『メディカフェ』を開催。15名が参加した。
昨年に引き続き2回目の開催となる今回は「こどもの病気とケガ〜応急手当・受診のタイミング・病院選びから医師とのコミュニケーションの取り方まで〜」をテーマとし、竹本桂一川崎支部幹事が講師を務めた。
メディカフェは、小児医療費助成制度(以下:マル乳)拡充運動の市民への広がりを目的に昨年から開催しているもの。今回は新たに患者教育の視点も取り入れ、こどもを受診させるタイミングや小児科医とのコミュニケーションの取り方について解説した。
竹本氏は冒頭、近年患者側には専門医志向が高まってきていることに言及。その上で、「18歳までのこどもは発達途上であり、まずは専門医への適切な紹介が可能である小児科医に受診することが重要」と訴えた。
自らの診療スタイルとして、「こどもが診察室に入る瞬間から診察は始まっている」と考え、着席するまでのこどもの多動性や歩行の異常に至るまで注意深く観察していること等を紹介。服薬歴の把握や全身管理の役割を担うことから、いきなり専門医にかかるのではなく、まずはかかりつけ小児科医に受診することの重要性を説いた。
さらに診察室で萎縮しがちな保護者も多いと指摘し、「こどもの症状や体調について気になる点があれば気軽に小児科医に相談して」と信頼関係構築への一歩を踏み出すよう促した。
参加者からは、「病院選びの話が参考になった」「今日来ることができなかった友達にも伝えたい」など好評を博した。その他、「不満に思っていたヒブワクチンの公費助成やマル乳について活動されていることを知り、とても心強く思った」との声も寄せられた。またマル乳の署名については後日、「ママ仲間に広めたい」と署名用紙の追加注文も入るなど、運動の広がりの成果も一定あった。
(神奈川県保険医新聞2009年11月15日号より抜粋)