保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　神奈川県保険医協会は2009年11月19日、県内選出議員に対する要請行動を行った。（関連1面）今回は、次期診療報酬のプラス改定を要請するとともに、「事業仕分け」作業に関連したマスコミ報道など誤った現場理解・事実歪曲に対して、医療界からの正しい情報発信を目的に実施。稲木・安達両理事と田中監事の役員3名が参加した。　

　当日は、阿部知子議員（衆・社）、三村和也議員（衆・民）の2名と懇談が実現。また、短時間ながら山崎誠議員（衆・民）本人とも面会でき、当会の地域医療学習会への参加御礼と資料提供を行っている。阿部議員は、再燃中の「開業医バッシング」、財務省の恣意的な情報操作を強く懸念。また、中核病院があれば地域医療が成り立つとの「幻想」に対して、「誰がどのように底辺を支えているのか」。現場の実態・実像を正しく伝える発信力、中でも「新人の国会議員に知らせる」学習機会の提供が今後は重要と述べた。　

　その他、民主党の笠浩史（国対副委員長・県連代表）、牧山ひろえ（県連団体交流委員会・事務局長）両事務所も訪問。各政策秘書と意見交換を行っている。

　また同日、池川理事長は、県内選出の民主党新人議員らとの懇談を行った。懇談では、オンライン請求義務化や出産育児一時金の直接支払問題で意見交換。衆院では中林美恵子議員と政策秘書、厚労委理事の岡本英子衆院議員の秘書と面談し、南関東比例選出で厚労委員の相原史乃議員秘書と挨拶。また参院では、この間、医療運動課題でご協力いただいている厚労委員の梅村聡議員（大阪）と面談した。

（神奈川県保険医新聞2009年12月5日号より抜粋）