保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　協会は10月17日、核戦争防止神奈川県医師の会（反核医師の会）と共催による平和問題学習会をウェビナー併用で開催、22名が参加した。

　テーマは『私は、なぜ大飯・高浜原発を止めたのか』で、運転差し止め判決を出した元福井地裁裁判長の樋口英明氏が講演。東電福島第一原発事故から10年経ち、一部では原発回帰の動きが出ている中、改めて事故検証で明らかになった原発稼働の危険性を分かり易く解説。原発の耐震性は住宅メーカーの建築基準以下で、地震の大きさ（マグニチュード）と地震の強さ（震度・ガル）を故意に混同させて安全性を誇張していると看破。「地震大国の日本では直ちに運転停止すべき」と強調した。

（神奈川県保険医新聞2021年11月5日号より抜粋）