保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　学術部は1月9日、「オンライン診療とは何なのか？―都市部で行われているオンライン診療の取り組み―」をテーマに研究会を開催。講師は、東京都医師会医療情報検討委員会・委員長で医療法人社団野村医院の野村和至氏が務め、54名が参加した。

　氏は、オンライン診療（オン診）は入院・外来・在宅に並ぶ第4の診療形態であり、外来と在宅の中間にオン診が有効だとの考えを示した。昨今、自由診療を中心にオン診のガイドラインや安全性を無視した診療所の急増に危機感を示し、国に対して適切な規制を要望するとともに、これまで地域医療を支えてきた先生方にこそオン診を始めてもらい、健全なオン診の発展を一緒に考えてほしいと語った。

（神奈川県保険医新聞2025年2月25日号より抜粋）