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糖尿病が疑われる患者が来院した際の初期治療のポイントを詳説 第53回糖尿病ネットワーク研究会
研究部は3月7日、第53回糖尿病ネットワーク研究会をWEBライブ配信で開催。「糖尿病患者さんの発見の仕方、初期治療の進め方」をテーマに、横浜労災病院糖尿病内科部長の鶴谷悠也氏が講演。医師、歯科医師、看護師等105名が視聴した。
この研究会は、非専門の一般開業医が受診勧告を受けて患者が訪れた際にスムーズに対応できるようになることを狙いとして開催。糖尿病の病態や治療方法について基礎的な内容を解説した上で、初発時には①早急なインスリン治療が必要か、②悪性腫瘍を発症している可能性の有無(急激な血糖値上昇や体重減少を引き起こす)、③2型糖尿病以外の可能性―等を念頭に置く必要性を解説。2型の場合は、日本糖尿病学会「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム」が参考になると紹介した。
氏は、糖尿病は血糖値が著しく高くなるまで無症状であることが多く、早期発見には健康診断や定期検査が有効と指摘した一方、若年者や他疾患の治療を受けていない人は健診の受診勧告無視や通院中断が多いことを問題提起。これらは医療機関からの働きかけで防げることも多く、早期治療で合併症リスクを抑えられるなど丁寧な説明が必要と強調した。
(神奈川県保険医新聞2024年5月5・15日号より抜粋)
研究部は3月7日、第53回糖尿病ネットワーク研究会をWEBライブ配信で開催。「糖尿病患者さんの発見の仕方、初期治療の進め方」をテーマに、横浜労災病院糖尿病内科部長の鶴谷悠也氏が講演。医師、歯科医師、看護師等105名が視聴した。
この研究会は、非専門の一般開業医が受診勧告を受けて患者が訪れた際にスムーズに対応できるようになることを狙いとして開催。糖尿病の病態や治療方法について基礎的な内容を解説した上で、初発時には①早急なインスリン治療が必要か、②悪性腫瘍を発症している可能性の有無(急激な血糖値上昇や体重減少を引き起こす)、③2型糖尿病以外の可能性―等を念頭に置く必要性を解説。2型の場合は、日本糖尿病学会「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム」が参考になると紹介した。
氏は、糖尿病は血糖値が著しく高くなるまで無症状であることが多く、早期発見には健康診断や定期検査が有効と指摘した一方、若年者や他疾患の治療を受けていない人は健診の受診勧告無視や通院中断が多いことを問題提起。これらは医療機関からの働きかけで防げることも多く、早期治療で合併症リスクを抑えられるなど丁寧な説明が必要と強調した。
(神奈川県保険医新聞2024年5月5・15日号より抜粋)