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HIV感染者を拒否しないで 歯初診施設基準研究会

 20220622sikakenkyuu.jpg歯科研究部は6月22日、「COVID-19パンデミック及びその後において求められる歯科医療」をテーマに初診料の施設基準研修会を協会会議室とWEB併用で開催。横須賀市産業交流プラザにもサテライト会場を設け、研究会の様子を中継した。講師は日本大学松戸歯学部感染免疫学講座・教授 泉福英信氏が務め、119名(協会会議室14名、Zoom参加100名、横須賀サテライト会場5名)が参加した。
 氏は口腔ケアにより新型コロナウイルスの感染や重症化を直接予防できるというエビデンスはないが、う蝕や歯周病を治療及び予防することは免疫力を維持および高めること、口腔機能を高めて唾液分泌を促すことにつながるため、間接的に新型コロナウイルスの感染予防につながると考えられると講演。また、HIV感染症患者の歯科治療についてはきちんと標準予防策を講じていれば治療を通して感染する心配はないとし、HIV感染症患者だからという理由で歯科治療を拒否する必要はないと強調した。

(神奈川県保険医新聞2022年7月25日号より抜粋)

 20220622sikakenkyuu.jpg歯科研究部は6月22日、「COVID-19パンデミック及びその後において求められる歯科医療」をテーマに初診料の施設基準研修会を協会会議室とWEB併用で開催。横須賀市産業交流プラザにもサテライト会場を設け、研究会の様子を中継した。講師は日本大学松戸歯学部感染免疫学講座・教授 泉福英信氏が務め、119名(協会会議室14名、Zoom参加100名、横須賀サテライト会場5名)が参加した。
 氏は口腔ケアにより新型コロナウイルスの感染や重症化を直接予防できるというエビデンスはないが、う蝕や歯周病を治療及び予防することは免疫力を維持および高めること、口腔機能を高めて唾液分泌を促すことにつながるため、間接的に新型コロナウイルスの感染予防につながると考えられると講演。また、HIV感染症患者の歯科治療についてはきちんと標準予防策を講じていれば治療を通して感染する心配はないとし、HIV感染症患者だからという理由で歯科治療を拒否する必要はないと強調した。

(神奈川県保険医新聞2022年7月25日号より抜粋)