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学術部 特別研究会「トンデモ医療」の跋扈を指弾 保険適用の標準治療が最善の治療
神奈川県保険医協会・学術部は2018年1月30日、「正しいがん情報の見極めかた」をテーマに研究会を開催した。講師に日本医科大学武蔵小杉病院の勝俣範之教授を招き、医学的根拠の希薄な「トンデモ医療」氾濫の実態と信頼できる情報の見分け方について講演。会員など56名が参加した。
氏は「トンデモ医療」として、高濃度ビタミンC注射などを例示。エビデンスのない医療行為により患者に高額な請求をしている実態を報告し、提供施設の多さも問題視した。また、エビデンスが確立する標準治療こそが最善の医療であることを強調し、確かな情報を見分けるためエビデンスを確認できる「医療情報サービスMinds」等の情報サイトを紹介。
最後に、患者を「トンデモ医療」の被害に遭わせないため、緩和ケアへのつなぎとなる開業医の存在がキーになると強調した。
(神奈川県保険医新聞2018年2月25日号より抜粋)
神奈川県保険医協会・学術部は2018年1月30日、「正しいがん情報の見極めかた」をテーマに研究会を開催した。講師に日本医科大学武蔵小杉病院の勝俣範之教授を招き、医学的根拠の希薄な「トンデモ医療」氾濫の実態と信頼できる情報の見分け方について講演。会員など56名が参加した。
氏は「トンデモ医療」として、高濃度ビタミンC注射などを例示。エビデンスのない医療行為により患者に高額な請求をしている実態を報告し、提供施設の多さも問題視した。また、エビデンスが確立する標準治療こそが最善の医療であることを強調し、確かな情報を見分けるためエビデンスを確認できる「医療情報サービスMinds」等の情報サイトを紹介。
最後に、患者を「トンデモ医療」の被害に遭わせないため、緩和ケアへのつなぎとなる開業医の存在がキーになると強調した。
(神奈川県保険医新聞2018年2月25日号より抜粋)