保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　横須賀支部は11月16日、「インターネット時代の医療機関防衛－クチコミなんて怖くない－」をテーマに横須賀支部研究会を開催。WEBでの誹謗中傷に詳しい弁護士の深澤諭史氏（服部啓法律事務所）を講師に招き、WEB視聴と現地参加をあわせて57名が参加した。
　講演では、原告にある因果関係や損害の立証責任、削除や開示請求の膨大な手間、低額な賠償金による損害拡大リスク、クチコミに法的なお墨付きを与える敗訴のリスクなど、ネットトラブルにおける法的紛争の基礎知識を解説。対応として①削除請求②発信者情報開示請求（投稿者の特定）③対抗する情報発信④熟慮した上で静観など示しつつ、日頃からスタッフを含めてコンプライアンスの遵守や患者対応をしっかり行うことが肝要と説いた。

　（神奈川県保険医新聞2021年12月5日号より抜粋）