保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　鎌倉支部は10月19日、支部研究会「医療機関におけるパワーハラスメント防止の実務」を開催。講師は社会保険労務士の菅原由紀氏が務め16名が参加した。

　氏は、パワハラは職員の意欲低下や退職、医院のイメージ悪化、訴訟の金銭的負担等に繋がるが、医療現場は肉体労働かつ頭脳労働で、業務の緊急性から瞬発的に強い言葉が出やすいと指摘。その上で医療現場向け職場環境チェックリストを紹介。▽「パワハラですよ」と冗談めかして言われた、▽職員を褒めない―などの設問を通じ、自身の言動を振り返る一助としてほしいとした。パワハラ撲滅へ▽同チェックリストの配布、▽全職員と厚労省の特設サイト「あかるい職場応援団」動画の視聴、▽職員へアンケートを行う―などの方策を示した。

（神奈川県保険医新聞2022年11月25日号より抜粋）