保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

神奈川県保険医協会とは

開業医を中心とする保険医の生活と権利を守り、
国民の健康と医療の向上を目指す

TOP > 神奈川県保険医協会とは > 保険医協会活動ニュース > 超早期発見は幸せ? ゲノム医療への向き合い方と愚行権を語る 倫理講習会

超早期発見は幸せ? ゲノム医療への向き合い方と愚行権を語る 倫理講習会

 学術部では111日、倫理講習会「ゲノム医療の現状と課題」を開催。東京大学の武藤香織氏(医科学研究所公共政策分野・教授)を講師に招き42名が参加した。
 当日は各国の優生政策の歴史から、ヒトゲノムによる差別を否定したユネスコ世界宣言等の動きを詳述。武藤氏も国会へ何度も足を運び、ゲノム医療推進法が23年に成立したと語った。また、がん遺伝子パネル検査の対象の狭さ、血縁者でも守秘義務の必要性、遺伝子検査ビジネスの消費者の過信など幅広に問題提起。リスクをひたすら知らされることが人の幸せなのか考えつつ、適正ルールを探りたいと締め括った。

(神奈川県保険医新聞2024年3月15日号より抜粋)

 学術部では111日、倫理講習会「ゲノム医療の現状と課題」を開催。東京大学の武藤香織氏(医科学研究所公共政策分野・教授)を講師に招き42名が参加した。
 当日は各国の優生政策の歴史から、ヒトゲノムによる差別を否定したユネスコ世界宣言等の動きを詳述。武藤氏も国会へ何度も足を運び、ゲノム医療推進法が23年に成立したと語った。また、がん遺伝子パネル検査の対象の狭さ、血縁者でも守秘義務の必要性、遺伝子検査ビジネスの消費者の過信など幅広に問題提起。リスクをひたすら知らされることが人の幸せなのか考えつつ、適正ルールを探りたいと締め括った。

(神奈川県保険医新聞2024年3月15日号より抜粋)