保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　地域医療対策部は2月20日、介護報酬改定に関するパブリックコメントを提出。訪問介護費の基本報酬引き下げ反対を訴えた。今改定では各サービスの基本報酬の引き上げと、介護職員処遇改善加算を設定することで介護職員の賃上げが図られている。しかし訪問介護費は基本報酬が引き下げられる方向で、パブコメでは賃上げが叶ったとしても事業所の経営が立ち行かなくなれば在宅療養生活を継続できなくなる利用者が出ると指摘した。また、介護職員処遇加算において介護サービスに携わるすべての職種の賃金引上げとなるよう、加算取得の手続きの簡素化、自治体によるバックアップ体制の整備を求めた。

（神奈川県保険医新聞2024年3月25日号より抜粋）