保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　税対経営部は3月15日、「ドクターとして最低限知っておきたいお金の知識」をテーマに経営研究会を開催した。講師は東京海上日動あんしん生命の石原香介氏。協会・神保協とも提携し、FPとして開業医の個別相談等に応じている経験をもとに情報提供し、会場・Web計78名が参加した。

　石原氏は開業医が抱えるリスク（①死亡等万一への備え、②将来の資産形成、③相続・事業承継）にそれぞれ触れ、十分理解した上で対応策を講じるよう提案。特に投資による資産形成については「長期的に、こつこつと、分散投資」することが有効とし、キャッシュフロー表を活用して現在から将来にわたる必要額を把握した上で、目標に向けた対策を講じるよう説いた。また、石原氏は講演の中で協会の団体所得補償保険の利点などにも触れ、会員のメリットとして協会の共済制度の積極的な活用も促した。

（神奈川県保険医新聞2024年6月5日号より抜粋）