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医師・薬剤師など多職種の相互作用ですすめるポリファーマシー対策 学術部研究会
学術部は10月4日「日常診療におけるポリファーマシー対策」をテーマに研究会を開催。講師は、国際医療福祉大学医学部老年病学教授の小島太郎氏が務め、49名が参加した。
氏は、加齢により複数の慢性疾患を有する状態(multimorbidity)となり、増やそうと思えば薬は増える。薬剤数が多いほど、服薬アドヒアランスの低下により有用性は低下し、複数薬剤の併用による副作用や有害作用の頻度が高い薬剤(PIM)の使用頻度も高まり、有害性は増加するなど、高齢者医療の課題を指摘。氏はポリファーマシーへの対処として、病状、処方薬、認知機能、栄養状態、生活環境などを総合的に評価、問題点の有無を確認するなどの処方見直しのプロセスを解説した。そのためには、医師と薬剤師、管理栄養士など多職種連携の重要性をあげ、今後は医師から薬局薬剤師へより一層の働きかけが必要とした。
(神奈川県保険医新聞2024年12月5日号より抜粋)
学術部は10月4日「日常診療におけるポリファーマシー対策」をテーマに研究会を開催。講師は、国際医療福祉大学医学部老年病学教授の小島太郎氏が務め、49名が参加した。
氏は、加齢により複数の慢性疾患を有する状態(multimorbidity)となり、増やそうと思えば薬は増える。薬剤数が多いほど、服薬アドヒアランスの低下により有用性は低下し、複数薬剤の併用による副作用や有害作用の頻度が高い薬剤(PIM)の使用頻度も高まり、有害性は増加するなど、高齢者医療の課題を指摘。氏はポリファーマシーへの対処として、病状、処方薬、認知機能、栄養状態、生活環境などを総合的に評価、問題点の有無を確認するなどの処方見直しのプロセスを解説した。そのためには、医師と薬剤師、管理栄養士など多職種連携の重要性をあげ、今後は医師から薬局薬剤師へより一層の働きかけが必要とした。
(神奈川県保険医新聞2024年12月5日号より抜粋)